Cat’s purr

トリアタマ用メモブログ

パニック発作に対処してみる

パニック障害の症状に当てはまりすぎる件

どうも私は、ごく軽いパニック障害なんじゃないかと思う。

・動悸
・気が遠くなる
・息が吸えない窒息感
・非現実感、離人
・発狂・おかしくなる不安感
・死ぬんじゃないかという恐怖感

こんな感じの発作みたいな症状が、主に車を運転中にときどき起こる。それに、パニック障害の「予期不安」、「広場恐怖」に心当たりがありすぎる。

初めて症状が出たときは、ものすごく「ヤバイ!」とか、「普通じゃない!」という感じがして、脳や心臓の病気かと思ってしまった。それで内科で心電図検査とか血液検査とかを受けた。
息ができなくなった(ような気がした)ときは、驚いた家族が救急車を呼んでしまい、循環器系の大病院の救命救急でそれこそ色々検査されたが、どこにもまったく異常がなかった。

体に異常がないのにヘンな発作みたいなのが起きるってことは、やっぱり精神の病?と薄々思ってはいた。
それで最近になって「運転中に気が遠くなる」で検索したら、まったく同じ症状の人がいた。いっぱいいた。それで、自分はもしや軽いパニック障害かな?って。思い始めたところ。


とは言え心療内科とかにはかかってないので、あくまで「自称」だ。病気を自称するのってかなりアレだとは思うんだけど、まだ心療内科に行くほどじゃないと思うので、自称するしかないのだ。
内科でも「心の病気だろうから心療内科か精神科に行った方がいい」とはどこも言わないんだよね。それだけ大したことないってことなんだろうし。(「徒然草を読みなさい」とは言ってたけど)言わないのに、軽い安定剤を処方したりする。言ってくれたらいいのにと思う。


まあとにかく、自分の抱えている症状に名前があって、同じ状態の人が何人もいて、対処法がいろいろあるとわかるとすごく安心する。

まず、車の運転中に発作が起きる人はとても多いらしい。私もそうで、ほとんどの発作症状は運転中に起こる。
特に、すぐに停車することができない高速道路や渋滞中の道路、大通りの交差点の中、トンネルの中はとにかく気分が悪いし、最悪発作が起こってしまう。
発作状態になると、動悸が激しくなって、息苦しくて、気が遠くなってきて、とてもじゃないけど運転できない! 助けて! っていう気分になってくる。文字通りパニックになるのだった。

でも、色々と調べたら、気が遠くなったとしても、本当に気を失ってしまうことはほとんどないらしい。事実そうだったからわかる。気分が悪くて気絶しそうでも、実際に気を失ったことはないのだから。

自分なりの対処法を考えてみる。

実際にやってみたのはこんなこと。

・「大丈夫、大丈夫」と声に出して言いながら、じっとして呼吸を整える。

・ブラジャーのホックをはずす。かなり効果あり。

・窓を開けて外の空気を入れる。

・お守りの絵を見つめる。

・ガムを噛む。

SMAPを聞く。

セントジョーンズワートのサプリを飲む。


一度発作が起きると、それから数週間、運転中ずーっと気分が悪い。またすぐ発作が起きるんじゃないかと怖くてしょうがないのだ。いままでどうして平気で運転していたのかまるでわからない状態。
そんなときに、上のことを試したら、結構ましになった。

信号待ちでボーッとしているときがいちばん嫌な予感がするので、とにかく何かをする。日焼け防止手袋をはめたり、額の汗を拭いたり、前髪を直したり、とにかく何かをしている。ボーッとしない。
あとは、SMAPの音楽をかけ続けるとかなりリラックスできた。

久しぶりにヤバイ感じになってきたときに聞いていたのは、暗いストーリーのBLCDだった。運転中にトンネルの中で渋滞にはまっていて、気分が悪く、気が遠くなってきた!ってときにまずやったのは、iPodのUSBコードをカーステレオから引っこ抜くこと。
気絶したあとで(しないけど)こんなのが車内に響き渡っていたらやばすぎる!

翌日からは、100曲くらい入れて焼いてあるSMAPのCDに変えた。SMAPはファンなのでとにかく慣れ親しんでいるし、明るいポップな曲調が多いし、中居正広のあの歌声を聞いているとなんか落ちつくのだ。


お守りのイラストは、スピリチュアルなお店で売られていたのを家族にもらった。たしか、心が落ちつく効果のある絵らしい。「この絵を見ていると気持ちが落ちつく」という強い思い込みにより効果あり。



セントジョーンズワートは、幸せホルモン「セロトニン」を増加させる効果があるらしい。これを飲んでいるから大丈夫、というプラシーボだとしても効果がある。


徐々に慣れる。

個人的には、発作が起きても、またすぐに車を運転したほうがいい。日にちを開けると、その間に予期不安が増幅してしまい、余計に運転できなくなる。
どうしても辛いときは、ヤバ目のときに助けてくれる人(家族)に助手席へ乗ってもらうとかなり楽。大通りは避けて、いつでも停止できて空いている一般道を選んで通る。
気分が悪くなったら休むポイントを決めておく。吉野家とかコンビニの駐車場とか。3車線以上の右折もなるべく迂回する。

カフェインが原因の場合もあるらしい。私は一日にコーヒーを3〜5杯は飲んでいたので、もっと控えてみようかと思う。
それからやっぱり、いちばんの原因はストレスだと思う。自分ではどうしようもないストレスを感じたら、寝不足は絶対厳禁、コーヒーをやめて静かに過ごそう。それでもどうしても辛いときは、今度は早めに診療内科に行こうと思う。

予期不安は、「またあの発作がおきるんじゃないか」っていう不安。広場恐怖は、「あの場所でまた発作が起きるんじゃないか」っていう恐怖感のことらしい。どっちもすごく思い当たる。トンネルの中で発作が起きたからもうトンネルは通りたくないとか、高速道路もそうだし。混雑してる電車やバスも苦手だし、震災のあとは海とかダムとか水場も苦手になった。

とにかく、不安感と恐怖がつきまとう。どうしてかというと、つきつめていくととにかく「死にたくない」ってことなんだと思う。
死ぬのが死ぬほど怖いのよ。バカだよねぇ。でも怖くて怖くて体に症状が出ちゃうんだよね。

加齢で自律神経失調してるってこともあるし、色々併発してるんだろうな。病気っていうより不定愁訴だと思う。
あまり自己判断しちゃいけないのかもしれないけど、似たような情報をたくさん見かけて参考になった。


それでもやっぱり、車を自分で運転する遠出は無理だなと思う。
宮城と山形間にある、長い長いトンネル(笹谷トンネル)とか絶対無理だと思う。(まさに予期不安)
自分で運転しなきゃマシだと思うから、どうしても行きたければバスや電車を使えばいいんだよね。
でも、逃げられない感の強い飛行機と船は無理だろうな。
それでも、パニック発作は薬でかなりコントロールできるそうだ。本当に困ったら、今度こそ病院へ相談に行こうと思う。


きっかけはあの震災かもしれない

東日本大震災から半年くらい経ったころ、最初の症状が出た。朝、出勤中の車の中だった。
信号待ちをしていると、急に動悸が激しくなり、息苦しくて気が遠くなり始めた。
やばい、失神するかも? と思ったけどそうはならなくて、気分は最悪だけどなんとか運転して会社にたどり着いた。車を降りてからも動悸がおさまらず、怖くなって近所の内科に駆け込んだら、血液検査とか心電図検査とかされて、「徒然草って知ってる? あれ読みなよ」と先生に言われた。すごく軽い安定剤を出してもらい、その日はもう運転できなくて、家族に迎えに来てもらって早退した。
それから少しずつよくなって、もう直ったかな?って思ってたのにまた身に覚えのある症状が現れた。家族に病気が見つかって、辛いなーと思いながら過ごしていた時期だった。

昔から体が丈夫なのだけが取り柄だったので、自分はこんなに弱かったのかと凹んだし、情けなかった。
けど、弱いところがあって、体がそう訴えているのだから仕方がない。なんとかうまくつき合っていくしかないぞ、と。そんなこの頃だ。


追記:訂正記事です。
やっぱりパニック障害だった件 (2015-08-29)


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