Cat’s purr

トリアタマ用メモブログ

分かる人にしか分からないことを書く。

えみくりさんのブログで、おじろう組の里中守さんが今年の5月に亡くなっていたことを知った。えみくりさんと同世代くらいなのに、いくらなんでも早すぎる。ショッキングなニュースだった。

えみくりさんの書くもののなかで時々名前を見かけるくらいで、失礼ながら、私はおじろう組さんの本を買ったことはなかった。おじろう組は超大手サークルなのに、ミーハーな私が通ってこないなんてなんでだろう? と思ったら、里中さんを悼むツイートの画像に小次健の表紙の本が。そうか。私は健小次で、高河ゆん尾崎南を読んでいたのだった。それに、ジャンル関係なく読んでいたえみくりさんは、C翼では源岬だったよね?
初めて同人誌を手にした頃の自分は逆カプという概念もなかったくせに、今思うとカプ固定だったらしい。だから一度も本を買うことなく来てしまったんだった。バカだな、私。おじろうさんのC翼本、読んでみたかった。

そんな私だけど、里中さんと里中さんがいなくなってかなしい人たちへ、哀悼の意を捧げたい。
でも、あっちに行くのは早すぎてとても残念だけど、うらやましいとも思ってしまう。好きなことをずっと続けて、たくさんの人に愛されて。私も何か、好きなことを思いっきりやったあとであっちに行きたい。そんな気持ちになった。

 

翼や星矢全盛の頃の同人作家さんには、とんでもないスターが多い。それまでにはなかった規模の大手サークルが次々に現れて、数々の伝説を残していったと思う。
今もそういうカリスマはいるのかもしれないが、C翼や星矢のときほどのビッグジャンルは現れないし、あの当時のカリスマレベルの人も、ちょっといないのでは?って個人的に思ってる。
多分、今は同人作家の人口があのときの比ではなくて、コンテンツも量産されているがゆえに、あの熱量が再現されることは、今後は起こりにくいのかもしれないね。

そんなことを考える懐古厨なのである。