部屋にコウモリ

深夜、テレビだけをつけた自分の部屋でうとうとしていると、目の前に黒い影が飛来した。
あのバッドマンみたいなシルエットは、もしかしなくてもコウモリ。
部屋にコウモリ。（２匹）
何故。
恐怖で固まる体。

ぐるぐると飛び回っていてどうすることもできなくて、毛布をかぶって黒い影の襲撃から身を守ることしかできない。
なんて無力…！

画像は毛布のすき間から見上げた天井の図。
ね、どうすればいいのかわかんないでしょ？笑

その後色々奮闘したあと、明け方になって彼らはようやく窓辺にしがみついてくれたので、そーっと窓を開けて逃がしてあげることができた。
この夜はほとんど眠れなかった。

最初はビビってパニクったけど、大きくて黒くて動きが素早いのは同じでも、ゴキの野郎とは違って不思議とだんだん怖くなくなったのが幸いだった。
という話を妹にしたら、「ほ乳類だしね」と言われて納得。やっぱり、恐怖の度合いは虫が最上級なのだ。

というか、羽根を閉じて窓にしがみついている姿は、小さくて毛がふわふわしてて、かわいいくらいだった。
よじよじと窓の縁を登ってふわっと飛び立ったときは、軽く感動すらしてしまった。

それにしてもどうして部屋の中に入ってきたの？？？
その日は本当に暑かったから、昼間のうちに洞窟のように薄暗くて狭い私の部屋に窓用換気扇のすき間から潜り込んで避難していたのだろうか。

今となっては面白かったけど、二度目は勘弁してほしい出来事。

（イラストは妹作。ありがとう ^^）