Cat’s purr

トリアタマ用メモブログ

歌う石田彰

石田彰という人気声優がいて、私はこの人のファンなのだが、最近よくわからなくなってきた。
声を演じているのだから、その声自体を好きになるのはわかる。演じているその役が好きだから、その声も好きになる。それもまぁ普通かもしれない。
でも、演じている声優さん本人をどうして好きになってしまうのか。テレビ等に露出されているわけでもないのに、我ながらそれがすごく不思議だ。
何が言いたいのかというと、声の魅力はそれだけの威力がある、ということ、それだけである。


そんな訳で(笑)、歌う石田彰が好きで、いや、石田彰の歌が好きで、最近の私は彼の曲を集めるのが趣味になっている。関連商品は何でも欲しいので、これがかなり大変なのだ。


ここで語るのも今さらの、石田さんの「歌わない宣言」の話を少し。

357 :声の出演:名無しさん:2005/10/12(水) 18:44:24 ID:2izytZW/0
歌わない理由について語る(りんりん声優カプセル)

僕は、歌を歌わない声優として一部で有名らしいのですが、いい機会だから僕のスタンスを述べておこうと思います。
第一に、どんな作品でもキャラソンCDを作って売るという風潮が業界に浸透してしまいました。これは如何なものかと。
歌が上手な人はいいですよ。どんな歌でも歌いこなせて、自分のものにしている人はいい。
でも、僕のようなものには、辛いものがあります。
歌は嫌いなわけじゃない。美空ひばりの特集を見て、一緒に歌っていたりもする。
ただ、自分が歌って、商品として成り立つかどうか、そのハードルを越せないのです。
歌には厳しくて、自分の芝居はどうなのか、お前の芝居は金になるのかと、言われるかもしれませんが、
ま、それは言わないで欲しいな、ということで・・・。
カラオケで歌うってくらいだったら、いいんだけどね。
自分が歌えない事に対して、残念な気持ちもあります。
今、自分の中での一番は、美空ひばりになってきています。
昔は、演歌なんて・・・と思っていましたが、ジャンルを超えていい歌はいいと、認められる歳になってきたんですね。
僕の歌でなくても、いい歌はいっぱいあるから、充分満足できるから、それを聴いてください。
僕のファンだというのなら、あえて聴いてくれるな、と言いたい。
引用元


という訳で、石田さんの歌が収録されたCDはほとんどが完売・生産中止で、現在は中古が少し出回っているくらいだ。唯一のソロシングル「Night of midnight」がまだ新品で買えたのには驚いてしまった。昔の8cmシングルだったのもびっくりである。
だから、主にオークションを回って少しずつ中古CDを買い集めているのだが、「石田彰歌入り」と商品名にわざわざ入っていたりするくらいで、先日私が見かけたときは、軽く一万を越えていたりして、非常にレア度も高くなっているようなのだ。


KNIGHT OF MIDNIGHT
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石田彰 佐橋俊彦 伊藤アキラ 安藤芳彦 カラオケ
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商品を出品してくれる人がいるのは本当にありがたいが、それでもあえて言いたい。
私は石田彰にお金を払いたい。(笑)
でも石田さんはもう歌ってくれない。……一ファンが言ってもしょうがないことだが、本当に心から残念だ。
歌わない理由は納得できるものだけど、それでも残念に思わない理由にはならない。


特に、

僕の歌でなくても、いい歌はいっぱいあるから、充分満足できるから、それを聴いてください。
僕のファンだというのなら、あえて聴いてくれるな、と言いたい。

これはヒドイよ。(笑)
美空ひばりを持ってくるところも、なにかこう、壁を作られているような気もする。
でも、石田さんの歌が好きで聴きたいと思ってる人は、彼の意志に反して依然多いことも事実なのだ。


石田さん歌ってください同盟

たのみこむ 石田彰CSアルバム

想定価格:¥3,800 声優石田彰さんが今まで演じられたキャラクターが歌ってきた歌を一つのアルバムにまとめて売ってしまうという夢のような企画。


とは言え、「あえて聴いてくれるな」というのが石田さんの正直な気持ちで、それがすべてなのだろう。きっと。
誰か石田さんを説得してくれるすごい人はいないんだろうか。過去作品、ほんっと手に入りにくいのだ。
レコード会社を越えたベストアルバム…マジで出ないかなぁ。
もし本当に実現したら、石田さん歌ってください!なんてもう望んだりしないのに。一生それを大事に聴いていくのに。(笑)


聴いたことのない石田さんの曲はまだまだたくさんあるけど、多分…手に入りそうにない。
私が聴いた何曲かは大体がキャラクターソングで、その歌はちゃんとキャラを演じながら歌われていた。だから曲によって石田さんの声がまったく違っていて、元の作品であるゲームやアニメをあまり知らなくても、聴いていてホントに楽しい。
そうは言ってもいちばん好きなのは、石田ソングを始めて聴いたときのインパクトが忘れられない、オリジナル曲の「Night Of Midnight」なのだが。


ただの妄想だが、もしも石田さんをプロデュースすることができるとしたら、彼の声がいちばん綺麗に出る高いキーで作曲してみたい。ミディアムテンポでハッピーな曲がいい。(笑)
オードリー・ヘプバーンの映画、「ティファニーで朝食を」の中で、彼女が「ムーン・リバー」をギターで弾きながら歌うシーンがあるけど、あの曲は音域の狭い彼女のために、特別に書き下ろされたものだというのは有名な話。それが後世に残る名曲になっていたりするんだから、夢があるよな…と思うのだが。
そんな風に石田さんをプロデュースしてくれる人が現れないものだろうか。そんなバカな考えがぐるぐると止まらないのである。(笑)


○ 「パージのテーマ」は超名曲


○ 死ぬ前に聴きたいというファンもいる「レードン」収録アルバム